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【知っておくべき】髪質改善トリートメントの効果的な頻度【3種類】

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髪質改善トリートメントの正しい頻度が知りたい

だいぶ髪が傷んでるけど効果あるかな?

効果が実感できなかったら嫌だな、、、

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • 髪質改善トリートメントの頻度まとめ【3種類】
  • どんなに髪が傷んでいても問題ない理由
  • 効果を実感するために注意する3つのポイント

こんにちは。フリーランス美容師の佐藤浩行です。

この記事を書いているぼくは、美容師歴10年ほど。現在は独立してフリーランス美容師として活動してます。
美容室でサイエンスアクア、ハホニコトリートメント、超音波トリートメントを取り扱っています。

こういったぼくがわかりやすく解説します。

髪質改善トリートメントの効果的な頻度まとめ【3種類】

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髪質改善トリートメントは3種類。

  • システムトリートメント
  • 酸熱トリートメント
  • サイエンスアクア

上記の効果的な頻度を解説します。

①システムトリートメント

システムトリートメントは3、4stepで髪の中とキューティクルを保湿、タンパク質の補給、コーティングをするダメージケアトリートメントです。

効果的な頻度

システムトリートメントの効果的な頻度は、3週間に1回です。
僕が担当しているお客様で、3週間に1回トリートメントをする方がいます。
やっぱりその方の髪は綺麗です。

手触りのもち

手触りのもちは、メーカーでは1ヶ月と言われています。
人それぞれですが、なかには1週間という人がいるのも事実です。
髪質やダメージレベルによって手触りのもちが変わることがあります。

定期的にするメリット、定期的にしないデメリット

メリット
  • 一定期間、つやのあるさらさら髪でいられる
  • 保湿・ダメージ補修ができる
  • カラーやパーマのアルカリ除去

つやがあってさらさらな髪になれるのが一番嬉しいメリットです
ガシガシ引っかかったり、ゴワゴワとパサついているだけでテンション下がりますし、ストレスです。

デメリット
  • 早すぎるとベタつく恐れがある
  • 誰がやるかで仕上がりが変わる
  • 期間が空くと傷みやすくなる

ベタつくのは、コーティングの油分が主な原因です。
サラサラせずにべっとりした感じです。

システムトリートメントのやり方を誤るだけでもこうなることもあります。

僕のアシスタント時代にあった失敗談です。
誰にやってもらうかも大事です。

そして周期が遅すぎると、髪に対してストレスを感じます。
特別な保護する効果がないのでさまざまな要素(摩擦.熱、、以下省略)で傷みやすいです。

やらないより、やったほうがいいです。
自分の髪がつやつや、さらさらのほうが気分も良いですし、朝のセットも楽になります。

②酸熱トリートメント

酸熱トリートメントとは、酸と熱を使うトリートメントです。酸性の薬剤とヘアアイロンの熱でキューティクルを整えます。

効果的な頻度

酸熱トリートメントの効果的な頻度は1ヶ月半です。
回数を重ねないと効果を感じにくいこともあります。
回数を重ねることで、本来のダメージケア効果が得られるのが酸熱トリートメントです。

手触りのもち

回数を重ねれば3ヶ月です。
1回目は2週間のもちと言われます。
初回はコーティングが落ちやすいです。
初回が2週間、その後から1ヶ月、2ヶ月ともつようになります。

「手触りをできる限りもたせたい」

という方は、髪をいつも以上にしっかり乾かし切ることが大切です。
酸熱トリートメントは熱と相性が良く、髪をしっかり乾かすことで手触りを実感できます。

定期的にするメリット、定期的にしないデメリット

メリット
  • ハリコシが出る
  • エイジング、ダメージによるアホ毛やうねりが抑えることができる
  • キューティクルが整うことでつやが出る

キューティクルが整うことで美髪になります。

優秀な酸性の薬剤とヘアアイロンの熱で浸透、吸着させることで丈夫な髪にしてくれます。
定期的にすることで、どんなダメージヘアもその効果や手触りを実感できます。

デメリット
  • 頻度が早すぎると髪が硬くなる恐れがある
  • 硬くなることでカラーやパーマに支障がでる(明るくできない、赤みがでる、パーマがかかりにくいなど)
  • 期間が空くとまた1からのスタートになる(また2週間の手触りのもち)

頻度が早すぎると髪が固くなります。
理由は、酸性の薬剤の効果を得るために熱で水分を抜く必要があるからです。
その熱は200℃前後が必要です。

フライパンの上で目玉焼きを作ったら炭になりかねないくらいです。
髪が炭になるのは避けたいです。

固くなるのを避けるためにも、正しい方法と頻度で行う必要があります。

担当する美容師のアドバイスをきちんと受けて正しい頻度で美髪を目指しましょう。

③サイエンスアクア

サイエンスアクアとは、科学の水(医療でも使用されるアルカリ電解水)と脂質、アミノ酸を髪の中に送りとどけて蓄積させる美髪ケア。
美髪チャージという技術です。

効果的な頻度

サイエンスアクアの効果的な頻度は月1回です。
回数を重ねることで脂質、アミノ酸を髪の中に蓄積させることができます。
せっかく蓄えた脂質、アミノ酸も日常生活で落ちていきます。
効果を長く実感したいなら月1回が良いです。

手触りのもち

担当したお客様の中には、初回から1ヶ月間手触りが良かった。という人もいました。

サイエンスアクアをしていて自信をもって言えるのは、システムトリートメントよりも手触りが持つ。ということです。

定期的にするメリット、定期的にしないデメリット

メリット
  • エイジング、ダメージによるアホ毛やうねりが抑えることができる
  • さらさらでやわかな質感になる
  • キューティクルが整うことでつやが出る

酸熱トリートメントとの違いは、やらかな質感になることと、必ずしも高熱のアイロンで仕上げる必要はありません。

どんなに頻度が早くても、髪が硬くなる心配もないです。
仕上げはブローでも、アイロンでも、コテでも大丈夫です。

サイエンスアクアは酸熱トリートメントではありません。
髪に必要な成分を蓄積できる。美髪チャージという新しい技術です。

デメリット

期間が空くとまた1からのスタートになる(また2週間の手触りのもち)

せっかく蓄えた脂質、アミノ酸が日常生活で落ちていきます。
二歩進んで一歩下がるならまだしも、振り出しに戻るのはもったいないです。

髪質改善トリートメントとはいえヘアケアです。
ヘアケアはこれから綺麗な髪型をつくるための土台づくり。
繰り返し行い、継続することが大切です。


どんなに髪が傷んでいても問題ない理由

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縮毛矯正やストレートは髪の結合を切って再結合させています。
その薬剤が髪を傷める原因のひとつです。

でも、髪質改善トリートメントは髪の結合を切る薬剤を必要としません。

なので、ブリーチした髪でも、傷みすぎて縮毛矯正ができない髪でも問題なくできます。

大前提として傷んだ髪は治りません。

だけど補うことができます。
定期的に補うことで効果を実感できるのが、髪質改善トリートメントです。

髪質改善トリートメントは髪が傷んでいればいるほど、効果が実感できます。

傷んでいればいるほど、キューティクルや髪の内部に栄養を補うことができるので効果を実感できます。

いうなれば、傷んだ髪はスポンジです。
どんどん栄養を吸いこみます。
そこで髪の中に必要な成分を補充し、蓄積させます。

やる前より確実につやと手触りが良くなります。
あとはそれをどう留めるか。です。

蓄積して留めるために必要なのが、効果的な頻度というわけです。

「傷んだ髪は治らないし、すぐ手触りもとれるしやる意味あるの?」

という意見もあります。

やる意味はもちろんあります。

トリートメントはコーティングで手触りを良くするだけではありません。
今後、摩擦ダメージや熱ダメージやカラーやパーマなどのケミカルダメージを減らすために、保湿や栄養を与え補修する効果があります。
つまり髪を保護することが目的です。

日常的につかうシャンプートリートメントももちろん大切です。

でも、そこをさらに髪の保護をすることで、日々傷んでいく髪をより傷ませないようにできるのです。

髪は毛先からどんどん古びていきます。それを保護して遅らせるのがトリートメント。
より効果的な手段のひとつが髪質改善トリートメントということです。

お肌のエイジングケアと同様、髪にもより良いケアが必要です。


効果を長く実感するために注意する3つのポイント

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せっかくお金をかけて髪質改善トリートメントをしたなら、効果を長く実感したいです。
であれば、自宅のヘアケアは注意が必要です。

その1:保湿をおこたらない

乾燥は肌にも髪にも対敵です。
髪の保湿をするためにできることは下記。

  • シャンプーの洗浄力に注意:きちんと湯シャン→アミノ酸系シャンプーをする
  • トリートメントをつけたらコーミングする
  • 濡れた髪に洗い流さないトリートメントをつけてコーミング

保湿、栄養補給、コーティングで髪を保護しましょう。

アミノ酸シャンプーで優しく洗い上げることで、頭皮の皮脂を落とし過ぎず、髪も保湿できます。

アミノ酸シャンプーは泡立ちにくいこともあります。
泡立ち悪い!っとなったら、湯シャンしっかりするか、泡だけ立てて一回流す。またシャンプーしましょう。
美容室シャンプーの大半アミノ酸シャンプーです。

ぼくもお客様をシャンプーするときに泡立ちが悪かったらそれをやります。
だいたいこれで解決します。

それとトリートメント後や洗い流さないトリートメント後は、必ずコーミングして均一に行き渡らせるように毛先を保護しましょう。

髪はだいたい10万本あると言われます。
パパッとすませば、トリートメントがついていない髪とつきすぎてる髪が出てムラになります。

せっかくトリートメントをするならコーミングしないともったいないです。
コームは100円均一のモノで問題ないです。

コームは目が細かければ細かいほど、均一に行き渡らせることができます。
でもそのぶん摩擦がおきます。

おすすめなのは、下記のような目の粗いコームです。

その2:すぐ乾かす、きちんと乾かし切る

濡れた髪は摩擦に弱く、キューティクルが傷つきやすいてす。

タオルドライでは擦りすぎず、タオルで挟んで水気をとってからドライヤーできちんと乾かし切りましょう。

きちんと髪を乾かし切ることで、トリートメントや、カラーなどの流出を防ぐことができます。もちが大きく変わります。

同じ箇所を乾かしすぎると熱のダメージをうけてしまうので、まんべんなく乾かしていきましょう。

髪を乾かす手順は下記。

  1. 前髪
  2. 襟足
  3. 後頭部
  4. 両サイド
  5. 頭頂部
  6. 毛先

まず、根本。そのあと毛先を乾かします。
①〜⑥を繰りかえして、まんべんなく乾かしましょう。

その3:ブラシでブローする

単に乾かしただけでは、つやと手触りは良くなりません。

つやと手触りを左右するキューティクルは、乾かす方向次第で逆立ちます。
上から下に均一に乾かす必要があります。

ブラシでブローをしてキューティクルを整えましょう。

大きめのブラシとドライヤーを挟んで根本から毛先に向かってブローします。
ツヤや手触りは単に乾かしただけよりも格段に変わります。

ブラシはパドルブラシというブラシ部分が大きいものが使いやすいです。

毛先が引っかかる状態からブローしてしまうと、折れたり切れたりします。
先にブラシを全体に通してから、ブローしましょう。

  • 保湿を怠らないこと
  • すぐ乾かす、きちんと乾かし切る
  • ブローをする

これだけで髪質改善トリートメントだけでなく、カラーも長く楽しめます。

ヘアケアも手間がかかります。
でも、スキンケアよりも早く効果を実感できる。
結果が出るのが早いことがヘアケアの良いところです。

「でもそんな時間はない!」

という意見もありますね。
だけど、スキンケアは欠かさずしているしていると思います。
スキンケアももちろん大事。

でも、肌が綺麗でも髪はパサついていたら若々しく健康的には見えないものです。

髪も顔の近くで常に見えるところにあります。
髪はあなたの印象になります。
もはや顔と言えます。
横顔や後ろ姿なんて髪がメインです。

自分で見えるところ、人から見られる肌と髪、両方とも大切です。


まとめ

  • システムトリートメントの頻度は月1回
  • 酸熱トリートメントの頻度は1ヶ月半に1回
  • サイエンスアクアの頻度は月1回
  • どんなに髪が傷んでても、効果が実感できなくても髪質改善トリートメントはやったほうがいい
  • 効果を長もちさせるには「保湿、きちんと乾かし切る、ブローする」の3つだけ

ダイエットもスキンケアもヘアケアも努力と継続が必要なのは同じです。

もちろん、すべて自宅でもできますし、自宅ケアも大切です。

そこから、もっと良くしたい!なら「プロに頼る」方が早いです。

ダイエットなら、パーソナルトレーニング。
スキンケアなら、エステや針。

美髪になる近道は、髪質改善トリートメントです。

髪質改善トリートメントが現状、最も美髪になれます。

健康的なつやある美髪でいられるように正しく効果的な頻度でヘアケアしていきましょう。

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